生まれながらに
人としてこの世に生まれ、人間として人生を生きるために、第一に知らねばならならないことは、人間の”いのち”に生まれながら与えられた、生きる力に対する法則である。
自分の命の中に与えられた、力の法則というものを、正しく理解して人生を生きる人は、限りない強さと、歓喜と、沈着と、平和とを、作ろうと思わなくても出来上がるようになっている。
一番先に我々はそれを知らなければならない。
ただ、はっきりと気がつかなくても、われわれの多くは、こうしたことを求めていたに違いないのである。
求めても、どうしても自分の心にキャッチすることができなかったのは、我々の今まで受けた教育教養が、科学的な方面のみに片寄ったものであったからである。1+1=2という、この算数的やり方で教育された結果として、論理思索を進めていこうとする計画に、いつも失敗しているのである。
我々の心が、あることを考え始めたときに、どこまでが考えている心で、どこまでが考えられている心かと言う区別がつかない。
一言で言えば、哲学的思索に馴れていない。
そのために自分の生まれながらに与えられた生命の力に対する法則は、本能的に知っているはずの事柄であるにもかかわらず、それをわからずにいるのである。
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これは、中村天風の言葉です。
これから毎日、中村天風の言葉を書き、 自分の勉強の場にしようと思う。
文章かなりむずかしいけど、俺なりの感想を書くので読んだ人は、中村天風の言葉に対する自分の解釈なり意見など書いてほしいです。
俺たちはまだまだ知らなくてはならないことがたくさんあり、さらに本能的に知っていることでさえも、今の教育教養のせいで、自分で理解できなくなっている。という事をまずは理解しろ言う意味かな?
むずい。
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