現実の力で解決する
多くを言うまでもなく、人生はどこまで行っても現実の世界なんだから、これを忘れちゃいけないんだよ。
死んでから後が人生じゃないんだから。
死んでから後のことまで考えようとするのは宗教なんだ。
天風哲学は死んだ後のことなんか考えやしないもん。
死んだ後というものは明日以後のことなんだもんね。
現在ただ今生きているこの人生というものを考えていくということが私の主義であり、主張であるんだから。
生きていることは現実なんだ。
どんな人間でも今現在、自分自身で死んでいるとは思いやしないだろ。
生きている、息している、血がかよっている、ものを言っている、糞しょんべんたれる、恋をする、何じゃかんじゃ、みんな現実なんだ。
現実はどこまで行っても、現実の力以外のものでは解決できないんだよ。
べつに私は宗教をけなすってわけじゃないんだけれども、ただ、見えない、わけのわからないものにお頼みして、おすがりして、それを現実だと思っている人は、観念のなかに、ある錯誤があるんです。
どこまで行っても、つねりゃ痛い、ひっかきゃ痒い、切りゃ赤い血が出る この生命を生かしている刹那、刹那は、宇宙真理という現実のもので解決していかなきゃいけないのであります。
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*刹那の意味
「今、この瞬間が楽しければ、それで良い、って考え方。
=刹那主義
ただし、刹那主義には、こういうネガティブな意味ではなく、
「取り敢えず、今できることに全力を尽くす」
って意味もあります。
//辞書によっては、こっちが第一義になってることもあります。
また、刹那的には、「瞬間的」って意味もあります。」
宇宙真理= 修練によって顕在意識と潜在意識の間で知識が流通するようになると、潜在意識の知識が利用できるようになります。潜在意識には、宇宙の真理に関する膨大な知識が保持されていますので、それを利用できるということは、宇宙の真理を悟ったと同じことになるのです。
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神や宗教などの現実的でないものに頼っても解決はできない。
現実の刹那を生きなきゃいかん。
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